鵺のなく頃に

アニメ・ゲーム・イベント・野球の感想を気ままに書き綴ります。

きまぐれテンプテーション 感想

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きまぐれテンプテーション、クリアしました。

ミドルプライスながらも、きちんとまとまっていて良い作品でした。

 

感想

最初に辿り着いたエンディングが【            】で、いきなりバッドエンドだったわけですが、これのインパクトが大きすぎました。アンネの部屋でイチャイチャするかどうかが分岐点とか分かるわけないやん・・・。アンネの正体が判明した後の禍々しい悪魔のようなCG、エンディング後のすべてが片付いた後の部屋でアンネと悠久が隣り合って座っているCG、そしてタイトル画面に戻った後に操作手帳を開いた時の衝撃、これでノックアウトされ放心状態になりました。

今作のように登場キャラクターが限られているシナリオだと真犯人や黒幕の正体が察せられそうなものでしたが、恥ずかしいことにまったく予想できていませんでした。いや、悠久と同じように、見たくないもの信じたくないものから無意識的に目を逸らし続けていたのかもしれません。

何回か本編中で会話に出てきた「アンネの部屋の大量の芳香剤」、しっかり伏線でした。何かしら絡んでいるような雰囲気はあったものの、死臭のごまかしには結び付けられなかったです。

 

【            】である程度満足して、他のルートを回収するまで2週間くらい間が空いてしまいました。そのせいか、TRUEルートの盛り上がりがあんまり感じられなかったのがちょっと消化不良。最初にTRUEルートに行っていれば逆だったんでしょうけどね。

ただ、ゲームクリア後の操作手帳で【約束】の項目を見た後に【アンネリーゼ】に追加されたものを見たときは心が震えました。教えてくれた批評空間のコメント、ありがとう。あれを見て、僕の中できまテンは完結することができました。最後のCGで鬼として召喚に成功したことはうかがえていたけれども、あらためてアンネが戻ってきたという実感を感じられる素晴らしい演出でした。
悠久の左腕が代償として消えてしましたが、これからはアンネが相棒として代わりに片腕として付き添っていくことでしょう。

 

サリィはすべてのルートで改心することなく斬られる展開になったのは個人的に良かったです。あそこまで絶対悪で頭がイカれてしまった人が善人に戻るという展開を見せられていたら不満や反感を抱いていたと思います。クーリィ、ハーヴィー、ロウジィにかなり愛着が湧いていて、中途半端な大団円は見たくなかったので。

琴莉さんがかなり怪しいと勘違いしてました。電話で都合のいい情報を与えながら、手の上で泳がされているみたいな。どうやら、過去作の登場キャラみたいで、ちょっと興味が出てきました。以前のシルプラ作品のセールのときにあけいろとななリンは買って積んであるので、そのうち手を出してみようと思います。やっぱり秋野花さんすごい。

 

まとめ

シルキーズプラス系列の初めての作品でしたが、シナリオもキャラクターも好みでした。歩サラさんのお芝居も堪能することができ、満足度の高い作品でした。